SOCでプロになる
リサイクルのプロ
入社8年目
セメント化学研究グループ所属
1日の作業としては主にラボでの実験や打合せをしており。研究所ではテーマに沿った実験を行い、確認が取れればスケールアップのため実際に工場に行き検証をします。
打合せでは私の場合、セメント工場との関連が多く、工場担当や本社の生産管理部署がメインです。
またテーマに関係した大学やメーカー、特許事務所とも話をすることもあるため、打ち合わせ用の資料作りも多いことから、デスクワークがメインの日はテレワークに切り替えて活動することも多いです。
私が想像していた以上にセメントが幅広いニーズで、日本のインフラの根幹を担っていることに衝撃を受けたからです。
就活中、私はもともと化学メーカーも希望していました。化学メーカーと聞くと、あるニーズに応えた商品を製造して販売するといった、決して全ての人が利用するとは限らないものだと考えていました。しかしセメントを原料とするコンクリートの場合、住宅やビルに必ずと言ってよいほど使用されています。またセメント製造では廃棄物の焼却も行っており、災害時の瓦礫の処分もセメント業界が担っています。
このようにセメントは日本のインフラの動脈と静脈とも言われており、こうした世の中に広く大きな役割を果たしているモノづくりがしたいと感じ、セメント製造を主体とするSOCに入社したいと思いました。
部署や仕事内容、住居、勤務など、自分の希望やライフスタイルに合わせて対応してくれるところです。年に2回ほど上司との面談にて自分の働き方に合わせた希望を話せる機会があり、そこで柔軟に対応してくれる場合が多いです。
SOCでは特に職場での働きやすさに力を入れていると感じています。
改良・開発した成果を工場に導入し、製品として世に広められた時です。企業での製品開発は大学とは比較にならないほど規模が大きく、達成した時の充実感は大きいです。
また企業での開発には新規性だけでなく、コスト、安全性、環境負荷も考慮する必要もあるため、導入するまでのハードルは高いですが、社内のチームや外部の研究機関と連携しながら進めていく過程も楽しみながら取り組んでいます。
特に最近はセメント関係だけでなく、廃棄物や副生成物の効率的な処理・再利用にも力を入れており、セメントを中心として様々なリサイクル製品を循環利用していけるシステム作りに取り組んでいます。
私は大学院時代、医薬品原料の合成ルート改良によるコスト低減を取り組んできました。製品開発と聞くと1から全て開発していくことを想像するかと思いますが、実際はコスト削減や製造時間の短縮といった既存の製造ルートの見直しがほとんどです。特にリサイクル分野の場合、セメント製造に関連して廃棄物や副生成物を効率的に処理や新たな製品を生み出していくため、既存の大きな設備で検証することも多くやりがいを感じています。
私は入社後、製造現場を知るためセメント工場に配属していました。基本的に工場は24時間体制で稼働していますが、年に2回、全ての装置を停止させて点検・修理をする期間があります。停止中でないと点検・修理できない箇所も多くあり、当時慣れていなかった私が限られた期間の中で全て実施するのは非常に大変でした。
しかし現場で勤務しているプロの方と無線で連携しながらこなしていき、期間内に全ての作業を終わらせることができました。製造現場に限った話ではないですが、開発する上でもチームとの連携が必要になりますので、私は普段のコミュニケーションを大切にしながら業務をこなしています。
SCHEDULE
ある1日のスケジュール
リサイクル分野では小スケールで何度も検討する必要があり、細かい条件によって品質等が変化します。測定や反応に要する時間を逆算しながら1日の計画を決めており、常に時間管理を徹底しながら業務に取り組んでいます。
また工場から排出されるリサイクルは同じ品質と限らないため、化合物の量や種類が変化しても反応が進行できるよう設計を心がけています。
各部門のプロフェッショナルとして活躍する社員達に、仕事のリアルを語っていただきました。
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