サステナビリティプロフェッショナル
RESEARCH & DEVELOPMENT FIELD 研究開発分野RESEARCH & DEVELOPMENT FIELD 研究開発分野
環境技術 ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY環境技術 ENVIRONMENTAL TECHNOLOGY

リサイクル

当社はセメント1tあたり500kg以上の廃棄物・副産物を原燃料として活用しており,その技術は他を圧倒する業界最高水準です。これに留まらず,従来活用が難しかった様々な廃棄物・副産物の成分や特性を解析,セメント製造に適した前処理や利活用技術の開発を進めています。

汚染土壌対策

建設工事等で発生する土壌などに重金属が含まれる場合,雨水や地下水で溶け出し周辺環境を汚染する恐れがあります。当社はこれら重金属を吸着固定・化学変化により不溶化し得る製品『マジカルフィックス』シリーズとして粉末状やシート状など多様なラインナップを取り揃えています。
カーボンニュートラル CARBON NEUTRALカーボンニュートラル CARBON NEUTRAL

カーボンニュートラル分野

カーボンニュートラル社会の実現へ向け地球温暖化対策としての二酸化炭素削減は必須の課題となっています。当社では工場から発生する二酸化炭素を資源としてとらえ,有効利用されていない廃棄物との反応によって『カーボンリサイクル製品』を作る革新的な技術開発に取り組んでいます。これは地球温暖化対策になると同時に,処分に困っている廃棄物の再資源化による最終処分場の延命への貢献にも繋がり,「サステナブル・プロフェッショナル」としての役割を担っています。
コンクリート技術 CONCRETE TECHNOLOGYコンクリート技術 CONCRETE TECHNOLOGY

コンクリート技術

建設・建築現場への生コン供給におけるサプライチェーンの中心を担う生コンクリート工場の事業支援につながる研究開発を行っています。また,全国に配置された支店技術センターと連携し,セメントユーザーであるコンクリート工場に対しての高度な技術営業を展開しています。さらに,材料メーカーとして発信する建設現場の施工性向上・環境負荷低減につながる多様な技術開発も進めています。
減災技術/びインフラ技術 DISASTER MITIGATION / INFRASTRUCTURE TECHNOLOGY減災技術/インフラ技術 DISASTER MITIGATION / INFRASTRUCTURE TECHNOLOGY

減災技術

揺れによる構造物倒壊や液状化などの地震災害,河川の氾濫や土石流など頻発・激甚化する豪雨災害。これらの自然災害から人々の命と資産,社会インフラを守るため,セメント系固化材の高度化ならびに地盤改良技術の防災・減災分野への新展開に挑んでいます。また,近年多発している道路陥没による交通災害を防ぐため,新たな充填材や施工技術開発にも取り組んでいます。

インフラ維持

橋梁・港湾・上下水・鉄道施設など,私たちの生活を支える社会インフラには,その利用に対し持続的な安全・安心の確保が求められます。しかし近年,これらのインフラ構造物の老朽化が大きな問題となっています。多大なストックがあるこれらの構造物の機能を維持し,持続可能な社会基盤の構築,安全・安心な社会の維持に向けて,当社独自の高度な技術で挑戦を続けています。
AI シミュレーション技術 AI / SIMULASION TECHNOLOGYAI シミュレーション技術 AI / SIMULASION TECHNOLOGY

AI

生コン供給におけるサプライチェーンの中心部分を担うコンクリート工場への事業支援につながるAIを活用した研究開発として,コンクリートの配合導出技術,コンクリート材料の評価/判定技術の開発に取り組んでいます。

シミュレーション

装置産業であるセメント産業は,装置効率の向上が省エネ,省コストに直結します。シミュレーション技術の活用により,より効率的な装置の開発を行うとともに,品質改善や廃棄物・副産物の活用拡大を進めています。
新商品開発力 NEW ITEM DEVELOPMENT CAPABILITIES新商品開発力 NEW ITEM DEVELOPMENT CAPABILITIES

新商品開発力

社会情勢の変化に伴い社会インフラのあり方も変わっていきます。社会インフラに求められるさまざまな役割を満足させるため,セメント系材料の要求性能も多種多様になってきています。我々は100年以上にわたって蓄積された高度な専門知識と情熱をもって,多様化するニーズに対応し,革新的なセメント・コンクリート製品を創出し続けることができる専門家集団です。
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2050年カーボンニュートラルに向けての取り組み

セメント・コンクリート研究所では,2021年5月に「地球環境調和研究グループ」の新組織を立ち上げました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発委託事業に採択された「廃棄物から抽出したカルシウムをCO2の反応で鉱物として固定化し利用する革新的カーボンリサイクル技術」をはじめ,2030年の実用化を目指したCO2排出削減やカーボンリサイクルに関する研究開発を強化しています。

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最近の受賞歴

第78回セメント技術大会 優秀講演者賞

【カーボンニュートラル】2024年7月 石膏転化プロセスによる人工石灰石を用いた試製セメントの水和評価

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土壌汚染対策材 マジカルフィックス

マジカルフィックスは,天然鉱物焼成物を主成分とした不溶化・吸着材で,物理的・化学的両面でWの吸着効果を発揮します。砒素,鉛,フッ素などをはじめ各種重金属に良好な吸着性能を示し,自然由来土壌,高濃度汚染土壌,産業廃棄物などに有効です。また,処理土壌pHを長期に亘って中性域 - 弱アルカリ性に保持し,処理後土壌強度の改善が可能です。

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