X線回折(XRD)
X線回折(XRD)はセメントを分析する主力分析装置です。含まれている結晶の量や質を評価することができます。
ICP-AES(高周波誘導結合プラズマ発光分光分析装置)
溶液試料に含まれている元素の含有量を測定する装置です。当研究所ではセメントや原料に含まれている微量元素の分析などに使用しています。
高温型TG-DTA(熱重量示差熱分析装置)
試料を加熱した時の重量変化や熱量を測定する装置です。1600℃まで加熱できます。熱分解や相転移などの挙動を調べるために使用しています。
高速昇温炉(電気炉)
高速昇温炉(電気炉)を使って,あらゆる成分のクリンカ―を試験室レベルで合成し,物性を評価した上で実工場へのスケールアップを図っています。
光学顕微鏡
電気炉で焼成したラボ合成クリンカや工場で焼成した実機クリンカは,光学顕微鏡により中に含まれている結晶サイズや生成状況を確認しています。
シミュレーション技術
セメント製造のCO2排出削減のためにシミュレーション技術を取り入れています。
砒素模擬汚染土を用いたカラム試験
原子吸光装置
重金属濃度の測定
Ca含有廃棄物を用いた酸によるCa抽出試験装置
アンカー引張クリープ試験装置
あと施工アンカーの長期持続荷重下におけるアンカー筋の抜け出し,クリープ破壊を確認することが可能なコイルバネ式のクリープ試験装置です。
オートグラフ
圧縮強度や引張強度,曲げ強度などの強度特性を把握する装置です。アタッチメントの交換により,様々な試験項目や試験体形状に対応可能です。
ダイヤルゲージ
ダイヤルゲージは乾燥収縮量を測定する装置です。モルタルは乾燥等によって収縮し,収縮量が大きいとひび割れが発生するリスクが上がるため,新商品の開発や品質管理の上で,常に乾燥収縮量を確認しています。
ホバートミキサ
断面修復材の練り混ぜ装置として,ホバートミキサを使用し,新商品の開発や品質管理を行っています。
可変式万能ミキサ
ミキサ回転数のコントロールが可能であり,一般的なポリマーセメントモルタルの練り混ぜから,多量の繊維を混合する高靭性・繊維補強モルタルの練り混ぜまで,広範囲での適用が可能な万能型ミキサです。
パウダテスタ
安息角,凝集度などの主要な粉体特性値とかさ密度などの補助値が測定できる粉体特性評価装置です。セメント製品や粉体原料の流動性,噴流性等の定量的評価に用います。
B型粘度計
試料の中にスピンドルを浸漬させ,回転させた時のトルクを計測して粘度を算出する回転粘度計です。セメントスラリーや泥土の粘性,流動性の評価に使用します。
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