セメント系固化材による地盤改良技術を防災・減災へ
私たちは,セメント系固化材による地盤改良の多様化するニーズに応え,土質,用途,工法に適した固化材や環境に配慮した固化材の開発,並びに,設計・施工技術への対応を行っています。現在は,頻発・激甚化している自然災害に備えた強い地盤造りを目指し,グループ会社とも連携して新たな技術開発に取り組んでいます。
株式会社中研コンサルタント(地耐力試験)
株式会社エステック(エポコラム工法)
陥没による事故を防ぐ材料および施工技術開発
地下利用の高度化・輻輳化が進んだ市街地では,下水管路などの地下埋設物の老朽化による道路の陥没が多発しています。私たちは,陥没による交通災害の発生を防ぐため,軽量性,水中不分離性,強度発現性等を併せ持つ空洞充填に最適な材料を開発するとともに,簡便かつ確実な施工技術の開発,普及にも取り組んでいます。
乾式吹付け技術
最適設計されたプレミックス粉体と,ポリマーエマルジョン添加の混練水とが専用ノズルにて合流することで,瞬時に均一な材料を練上げ,品質のバラつきがない乾式吹付けを可能とします。従来の乾式吹付け工法の欠点であった施工時の粉塵,リバウンド発生を大幅に改善し,さらに,湿式では不可能な長距離圧送や厚付けが可能となり,施工性は格段に向上しました。
超速硬材料技術
交通量の多い幹線道路の短期間補修施工や自然災害により損傷を受けたインフラ構造物の復旧などにおいて,通常のコンクリートやモルタルに比べて早く硬化し強度発現をする材料が必要とされます。我々は長年の技術の積み重ねにより開発した超速硬材料によって,この課題の解決に寄与しています。
RESEARCH & DEVELOPMENT FIELD
主な研究内容